🏛 基本情報・歴史
正式名称:東京メトロ日比谷線
開業:1961年(昭和36年)3月28日(南千住〜仲御徒町)
運行会社:東京地下鉄(東京メトロ)
路線カラー:グレー
総延長距離:20.3km
駅数:全22駅
起点・終点:中目黒駅(東京都目黒区)~北千住駅(東京都足立区)
直通運転:東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と直通運転あり
📜 歴史のポイント
都心と下町・北千住エリアを結ぶ東京メトロ初の郊外直通型路線。
開通当時は「南北を結ぶ新路線」として注目を集め、ビジネス街(霞ヶ関、銀座、有楽町)と住宅地(中目黒、南千住)を結ぶ生活動線として成長。
2019年に新型車両13000系が導入され、乗り心地や安全性も向上。
🌟 日比谷線の良いところ(メリット)
✅ 1. 都心の核を横断するアクセス
銀座、日比谷、霞ヶ関、六本木、恵比寿といった都心のオフィス・商業地を1本で結ぶ利便性。
銀座線や丸ノ内線よりも南北方向への移動に強い。
✅ 2. 渋谷や中目黒、北千住など人気エリアが多い
西側は中目黒、恵比寿などの人気住宅エリア、東側は北千住・南千住など再開発エリアをカバー。
沿線のブランド力が強く、住みたい沿線としても評価が高い。
✅ 3. 東武線との直通運転で埼玉・千葉方面にも接続
越谷・草加方面から都心に通う方にとっては、非常に便利な通勤ルート。
浅草・上野にもアクセスしやすく、観光地も豊富。
⚠️ 日比谷線の悪いところ(デメリット)
❌ 1. 混雑率が高い
通勤時間帯は特に上野〜霞ヶ関〜六本木間が激しく混雑。
車両が比較的小さめで、1編成の乗車定員が少ないのも一因。
❌ 2. 地下深く、乗り換え動線が長い駅もある
上野や銀座など構内が複雑な駅では、乗り換えに時間がかかることも。
高齢者やベビーカー利用者にはやや不便に感じられる箇所もある。
❌ 3. 沿線によって街の雰囲気にギャップがある
中目黒や恵比寿などハイソな街と、南千住・三ノ輪など昔ながらの下町が混在。
同じ路線でも住環境が大きく異なるため、物件選びに注意が必要。
🧺 生活利便性(エリア別の特徴)
| エリア | 特徴と評価 |
|---|---|
| 中目黒 | 洗練された街並み、人気のカフェや代官山近接。家賃高め |
| 恵比寿 | 飲食・買い物・病院・交通の全てが揃う、住みたい街常連 |
| 六本木・神谷町 | オフィス街+高級マンション地帯。利便性は最上級 |
| 銀座・東銀座 | 高級商業地で生活施設は少なめ。利便性は抜群 |
| 秋葉原・仲御徒町 | 家電・サブカル・アメ横など買い物特化型の街 |
| 南千住・北千住 | 再開発が進み、生活環境・家賃のバランスが◎ |
🏠 不動産観点
💴 家賃相場(2025年現在の目安)
| 駅名 | ワンルーム・1K | ファミリー向け(2LDK〜) |
|---|---|---|
| 中目黒 | 約10万〜13万 | 約20万〜30万円 |
| 恵比寿 | 約10万〜14万 | 約22万〜35万円 |
| 六本木 | 約11万〜15万 | 約25万〜40万円 |
| 銀座・東銀座 | 約9万〜12万 | 約20万〜32万円 |
| 北千住 | 約7万〜9万円 | 約14万〜20万円 |
| 南千住 | 約6万〜8.5万円 | 約13万〜18万円 |
※家賃は西高東低の傾向。東側エリアは再開発中のため、今後相場が上がる可能性あり。
🏘 住宅の傾向
恵比寿〜中目黒周辺は高級賃貸・分譲マンションが中心。
秋葉原〜南千住はリノベ済み物件や築古の安価な賃貸も多く、コスパ重視派に人気。
北千住は再開発でファミリー向けマンションが増加中。
🎯 日比谷線が向いている人
✅ 都心で働きつつ、スマートに移動したい社会人・DINKs層
✅ 下町情緒のある街(南千住、三ノ輪)と都会の利便性を両立させたい人
✅ 中目黒・恵比寿エリアのハイセンスな暮らしをしたい人
✅ 東武沿線からの通勤をスマートにこなしたい人
📌 まとめ
東京メトロ日比谷線は、
東京の南北をつなぐ生活動線+ビジネス路線として、極めて利便性の高い路線です。
沿線ごとのカラーが大きく異なるため、エリア選びが暮らしやすさを左右します。
都心に強いだけでなく、郊外エリアとも直結しているため、「職住近接」も「コスパ重視」も実現できる懐の深い路線です。