JR五日市線は、拝島駅〜武蔵五日市駅を結ぶ全長約11.1kmのローカル路線です。
都内にありながら豊かな自然に囲まれたエリアを走り、通勤・通学の足であると同時に、
秋川渓谷や檜原村への観光・アウトドアのアクセス路線としても親しまれています。
🏛 基本情報・歴史
路線名:JR東日本 五日市線(いつかいちせん)
路線カラー:緑色(八高線・青梅線と同系統)
路線距離:11.1km
駅数:8駅
起点・終点:拝島駅〜武蔵五日市駅(東京都あきる野市)
開業年:1925年(旧・五日市鉄道として開業)
運行形態:全線単線・全列車各駅停車
直通運転:一部列車が青梅線・中央線快速(東京方面)へ直通
📜 歴史の背景
・1925年に「五日市鉄道」として開業し、地元住民と観光客の重要な交通手段として利用されてきました。
・戦後に国有化され、青梅線・八高線との連携により、東京都心近郊の生活路線として発展。
・現在は、通勤・通学だけでなく、登山・ハイキング・温泉・川遊びなど、レジャー目的の利用も多い路線です。
🌟 良いところ(メリット)
✅ 1. 緑が豊かで“空気のきれいな”郊外路線
・沿線には、都内とは思えないほどののどかな田園風景や里山の景色が広がります。
・終点の武蔵五日市駅は、秋川渓谷・檜原村・登山スポットへの玄関口。
・都心の喧騒から離れ、自然を身近に感じながら暮らしたい人にはぴったりのロケーションです。
✅ 2. 実は“通勤にも使える”意外な便利さ
・拝島駅で、青梅線・八高線・西武拝島線に接続可能。
・一部列車はそのまま中央線快速(東京方面)に直通するため、都心通勤にも対応できます。
・本数は多くありませんが、「自然の中で暮らしつつ、都心にも出やすい」バランス感が魅力です。
✅ 3. 駅前が落ち着いていて治安も良好
・沿線の駅前は、商店街+住宅地が中心のシンプルな構成。
・繁華街的な騒がしさが少なく、ファミリー層にも安心感のある落ち着いたエリアが多い路線です。
✅ 4. 土地価格・家賃が都心に比べて圧倒的に安い
・都心部と比べて家賃・土地価格が半額以下というケースも。
・同じ予算でも「広い間取り」「庭付き一戸建て」「自然に近い環境」といった、
ゆとりある暮らしを実現しやすいのが大きなメリットです。
⚠️ 悪いところ(デメリット)
❌ 1. 電車の本数が少ない
・日中の本数は1時間に2〜3本程度と、都心の路線に比べるとやや少なめ。
・タイミングを逃すと、20〜30分待ちになることも珍しくありません。
・ダイヤに合わせた生活リズムが求められます。
❌ 2. 終電が早め&遅延時の復旧が遅い
・全線単線という構造上、事故やトラブルが起きると復旧に時間がかかりがちです。
・都心側の終電よりやや早めに運行が終わるため、飲み会や残業の多い方は終電時間に注意が必要です。
❌ 3. 商業施設や病院が少ない
・沿線の駅前には、日常使いのスーパーや個人商店はあるものの、
大型ショッピングモールや総合病院はあまりありません。
・本格的な買い物や医療機関の利用は、拝島・昭島・八王子方面に頼る場面が多くなります。
🧺 生活利便性(沿線評価)
五日市線沿線の暮らしやすさを、ざっくりと項目別にまとめると次のようなイメージです。
交通アクセス:★★☆☆☆
都心まで直通列車はあるものの、本数は少なめ。時間に余裕を持った行動が必要。
買い物・商業:★★☆☆☆
日常の食料品・生活必需品はまかなえるが、専門店や大型モールは少ない。
子育て環境:★★★★☆
自然の中でのびのび子育てができる環境で、公園・教育機関も一定数そろっている。
自然・景観:★★★★★
秋川渓谷、山・川・温泉など、自然資源が非常に豊富でオフタイムが充実。
治安:★★★★★
犯罪発生率が低く、全体的に落ち着いた住宅エリアが多い。
🏠 不動産観点(2025年現在の家賃感)
💴 五日市線沿線の家賃相場(月額目安)
拝島駅エリア
・ワンルーム・1K:¥55,000〜¥70,000
・ファミリー向け(2LDK〜):¥90,000〜¥120,000
・特徴:複数路線が乗り入れ、利便性と家賃のバランスが良い人気エリア。
東秋留駅エリア
・ワンルーム・1K:¥50,000〜¥65,000
・ファミリー向け(2LDK〜):¥85,000〜¥110,000
・特徴:駅前は小規模ながら、周辺は自然が豊かで静かな住宅地。
秋川駅エリア
・ワンルーム・1K:¥55,000〜¥70,000
・ファミリー向け(2LDK〜):¥90,000〜¥120,000
・特徴:商店街・行政施設・病院などがそろい、沿線の中でも生活利便性が高い。
武蔵五日市駅エリア
・ワンルーム・1K:¥50,000〜¥65,000
・ファミリー向け(2LDK〜):¥80,000〜¥110,000
・特徴:観光地・温泉エリアに近く、別荘的なニーズにも対応できる立地。
🏘 住宅の傾向
・沿線全体として、戸建住宅・アパートが中心で、タワーマンションはほとんどありません。
・リノベ済みの中古住宅や、広めの新築戸建てが、都心に比べてかなりリーズナブル。
・庭付き一戸建てや、DIY・ガーデニング・家庭菜園が楽しめる物件も多く、
「家と土地をしっかり楽しみたい」派には魅力的なエリアです。
🎯 五日市線はこんな人におすすめ
・✅ 自然に囲まれた静かな暮らしをしたい人
・✅ 都心に勤めているが、通勤時間より生活環境を重視したい人
・✅ 広い土地や一戸建てを、手の届く価格で持ちたいファミリー層
・✅ ハイキング・キャンプ・釣りなど、アウトドア趣味を日常的に楽しみたい人
📌 まとめ
JR五日市線は、
「都内でありながら、豊かな自然と広い住空間を確保できる」
ちょっと特別なローカル路線です。
通勤本数や商業施設の少なさといった弱点はあるものの、
それを補って余りある、
生活のゆとり・自然との共生・コストパフォーマンスが大きな魅力。
「多少通勤時間が増えても、
そのぶん家と暮らしの質を上げたい」
という方にとって、五日市線沿線は有力候補となるエリアと言えるでしょう。