項目 | 内容 |
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路線名 | 大雄山線(伊豆箱根鉄道) |
営業区間 | 小田原駅 ~ 大雄山駅(全長9.6km) |
駅数 | 12駅(全駅神奈川県小田原市・南足柄市内) |
開業年 | 1925年(最初は貨物線としてスタート) |
所要時間 | 全線乗車で約20分 |
電化・単線 | 直流1500V・全線単線 |
接続路線 | 小田原駅でJR東海道線・小田急線などと接続 |
1925年開業。もともとは「大雄山最乗寺」への参拝客や、地元産業(主に農産物・木材)輸送のために建設。
戦後は通勤・通学のローカル線として利用され、地域交通の柱に。
小田原を起点に、南足柄方面へと向かう山間部を結ぶ生活路線。
運営は伊豆箱根鉄道(西武グループ)。同社は駿豆線(修善寺方面)も運行。
地元中高生や通勤者の利用が多く、沿線地域にとって不可欠な足。
全駅が住宅地・学校・生活圏内に設置されており、生活と密接。
小田原駅からはJR東海道線、小田急線、箱根登山鉄道、東海道新幹線など多数路線に接続。
都心方面や箱根観光地へのアクセスも◎。
終点の大雄山駅は霊場・最乗寺(曹洞宗の名刹)の玄関口。
観光や初詣シーズンには乗降客が増加。
沿線エリアは比較的治安が良く、緑も豊か。
子育て世代やシニア層にも人気。
2025年現在も全線で交通系ICカード非対応(紙のきっぷ購入が必要)。
特に他路線からの乗換え時に不便。
平日日中は1時間に3〜4本程度。ラッシュ時以外はやや待ち時間あり。
急行・快速の設定はなく、各駅停車のみ。
沿線に観光地が少なく、観光客向け路線ではない。
大雄山最乗寺を除けば、外部からの注目度は低め。
分野 | 評価 | コメント |
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交通アクセス | ★★★★☆ | 小田原駅経由で都心・箱根・熱海方面へアクセス可 |
買い物 | ★★★★☆ | 小田原・富士フイルム前駅周辺に大型商業施設 |
自然環境 | ★★★★☆ | 山あいの自然が身近。公園・里山も多い |
子育て環境 | ★★★★☆ | 落ち着いた住宅地、保育・教育施設も一定数あり |
治安 | ★★★★★ | 沿線は静かで安心して暮らせる地域が多い |
駅名 | ワンルーム・1K | ファミリー(2LDK〜) | コメント |
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小田原 | 約6〜7.5万円 | 約10〜13万円 | 商業・観光の中心地で人気あり |
五百羅漢・富士フィルム前 | 約5〜6万円 | 約8〜10万円 | 比較的静かな住宅地 |
和田河原・飯田岡 | 約4.5〜6万円 | 約7.5〜9万円 | 南足柄の閑静なエリア |
大雄山 | 約4〜5.5万円 | 約7〜8.5万円 | 自然豊かで家賃は控えめ |
マンションよりも戸建て・低層アパートが主流。
駅徒歩圏でも家賃・土地価格は控えめでコスパ良し。
子育て世帯やリモートワーク層の移住先としても注目。
✅ 小田原周辺に通勤・通学している人
✅ 自然と都市アクセスを両立したいファミリー層
✅ 静かな住宅街で落ち着いて暮らしたい人
✅ 車社会ではなく、駅近で電車生活したい人
✅ 大雄山最乗寺を訪れる観光・巡礼客
伊豆箱根鉄道大雄山線は、「地域に根ざした生活鉄道」として、通勤・通学・参拝輸送を支える重要な存在です。
観光路線ではないものの、小田原との接続性・地域密着性の高さ、自然環境に恵まれた沿線エリアなど、移住・子育て・終の住処としても高く評価できます。
ICカード対応や本数の充実など、今後の改善で利便性はさらにアップが期待されます。