項目 | 内容 |
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正式名称 | 千葉都市モノレール(千葉都市モノレール1号線・2号線) |
運行会社 | 千葉都市モノレール株式会社 |
開業年 | 1988年(1号線)、1995年(2号線全通) |
路線距離 | 合計約15.2km |
駅数 | 18駅(千葉みなと〜県庁前、千葉みなと〜千城台) |
接続路線 | JR総武線・内房線・外房線、京成千葉線、千葉都市モノレール |
運行形態 | 吊り下げ式モノレール(懸垂式、日立の「HSST」方式) |
構想段階:1970年代:千葉市のベッドタウン化と交通渋滞緩和を目的に計画
1988年:1号線開業(千葉みなと〜県庁前)
1995年:2号線(千葉みなと〜千城台)が全通し、現在の姿に
世界最長の営業距離を持つ懸垂式モノレールとしてギネスにも登録されたことがある
高架軌道なので、道路渋滞や交差点の影響を受けない
通勤通学時間帯でも定時運行されやすく、信頼性が高い
吊り下げ式なので、窓からの眺望が独特で楽しい
小さな子どもや観光客にも人気が高い
千城台や小倉台などの住宅地から、千葉みなと・県庁前といったビジネス街へ直結
通勤・通学需要にしっかり対応
沿線に大学、病院、公園、官公庁施設が揃っており、生活導線として◎
初乗り190円、全線だと約370円(※2025年現在)
JRや京成と比較してコスパ面ではやや劣る印象
利用者数が頭打ち状態で、採算性に課題あり
千葉市郊外の一部エリアでは住宅の空洞化も進行
千葉駅・千葉みなと駅などではやや距離のある乗り換えが必要
京成線やJRとのシームレスな接続がやや弱い
分野 | 評価 | コメント |
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交通アクセス | ★★★☆☆ | 市内移動には便利、都心へ出るにはJRなどと併用必要 |
商業施設 | ★★★★☆ | 千葉駅周辺や都賀・千城台に大型商業施設あり |
自然・環境 | ★★★★☆ | 千葉公園・泉自然公園など、自然も多く残る地域 |
子育て環境 | ★★★★☆ | 学校・公園・医療施設が揃っており、落ち着いた環境 |
治安 | ★★★★☆ | 沿線は住宅地が多く、全体的に治安は良好 |
駅名 | ワンルーム・1K | ファミリー(2LDK〜) | コメント |
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千葉駅 | 約6〜8.5万円 | 約10〜13万円 | 商業地、利便性◎ |
千葉みなと | 約6〜7.5万円 | 約9〜12万円 | 再開発進行中、タワマンも |
都賀 | 約5.5〜7万円 | 約8〜11万円 | ファミリー向け住宅が多い |
小倉台・千城台 | 約5〜6.5万円 | 約7〜10万円 | 郊外で落ち着いた住環境、家賃も割安 |
千城台や小倉台などは大規模な団地や住宅団地が広がるファミリー層向け地域
千葉みなとは再開発によりマンション・タワーマンションが増加中
住宅価格は比較的安定・手ごろで、賃貸・購入どちらも狙いやすい
✅ 千葉市内で車に頼らず移動したい高齢者・学生・子育て世帯
✅ 千葉市中心部の官庁や企業へ通勤する人
✅ 都心志向ではなく、千葉県内で完結する生活圏を求める人
✅ 子どもや観光客と一緒に「乗って楽しい」交通機関を探している人
千葉都市モノレールは、“地域密着型”の交通機関でありながら、世界一長い懸垂式モノレールとしても存在感があります。
都市中心部と住宅地をしっかり繋ぎ、通勤・通学・通院・買物のすべてに対応する生活動線の要です。
今後は沿線再開発や観光路線としての活用(例:アニメラッピング車両など)も見込まれており、地域に根ざした魅力ある路線として再評価されつつあります。