路線名:JR上野東京ライン(正式には新設路線ではなく、複数路線を結ぶ運行系統)
開業:2015年3月14日
通過区間:上野駅〜東京駅間(約3.6km)
運行路線:
- 東海道本線・高崎線・宇都宮線・常磐線(快速) を相互直通
運行形態:快速、普通列車。車両の一部はグリーン車付き
開業前は、上野駅止まりだった宇都宮線・高崎線・常磐線の列車を、東京・品川方面へ直通運転できなかった
上野~東京駅間を接続する「東北縦貫線計画」として構想され、2008年に着工
2015年に上野東京ラインとして正式開業し、各路線の接続性が飛躍的に向上
特徴 | 内容 |
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✅ 直通運転 | 宇都宮線・高崎線 → 東京・新橋・品川・横浜・小田原へ直通 |
✅ 利便性◎ | 乗換なしで南北移動が可能に(都心通過がスムーズ) |
✅ グリーン車あり | 快適な長距離通勤・着席通勤も可能 |
✅ 本数が豊富 | 通勤時間帯は1時間に15本以上運行することも |
以前は上野駅で必ず乗り換えが必要だったが、今は北関東・埼玉・千葉エリアから都心南部まで直通できる
東京駅・上野駅の両方で新幹線に乗り換え可能(東北・上越・北陸・東海道など)
小山・宇都宮・高崎・取手などから1本で品川・横浜・小田原方面へ行けるため、通勤圏が広がった
山手線・京浜東北線の混雑緩和にも貢献。通勤時間帯の乗換え負担も軽減
宇都宮線・高崎線・東海道線などをつなぐ広域直通運転のため、どこかでトラブルがあると全体に影響しやすい
上野~東京間は途中駅がなく、乗り降りできる場所が限られる
長距離通勤客と都心利用者が混在するため、時間帯によってはかなり混む
グリーン車は快適だが、追加料金が必要
評価項目 | 評価 | コメント |
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通勤利便性 | ★★★★★ | 1本で東京・品川・横浜まで行ける |
買い物・商業 | ★★★★★ | 東京・上野・品川・大宮などターミナル多数 |
子育て環境 | ★★★★☆ | 郊外住宅地(久喜・小山・平塚など)は◎ |
災害・遅延耐性 | ★★☆☆☆ | 他路線との相互影響で遅延率が高い |
座席確保 | ★★★☆☆ | 通勤特化グリーン車の活用がおすすめ |
駅名 | ワンルーム・1K | ファミリー向け(2LDK〜) | 特徴 |
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赤羽・大宮 | 約8〜10万円 | 約14〜20万円 | 乗換便利、買物・生活も◎ |
久喜・小山 | 約6〜7.5万円 | 約10〜13万円 | コスパ高くファミリー層に人気 |
東京・品川 | 約10〜15万円 | 約20〜35万円 | 都心の利便性、価格は高め |
平塚・小田原 | 約6.5〜8万円 | 約11〜15万円 | 湘南方面、海の近くで生活感◎ |
【東京〜赤羽・川口】:マンション中心の都心型生活
【埼玉・栃木エリア】:戸建て+郊外型マンションでファミリー向けが多い
【神奈川(平塚・藤沢)】:湘南エリアの自然と都市が調和した人気地
✅ 都心と郊外を行き来する通勤・通学が多い方
✅ 住居費を抑えつつも東京・品川へ乗換なしで通いたい人
✅ 複数都市(埼玉・栃木・神奈川)をまたぐビジネス・生活拠点の人
✅ グリーン車で快適通勤をしたい社会人・ビジネスマン
上野東京ラインは、
北関東(宇都宮・高崎・常磐方面)と南関東(品川・横浜方面)をダイレクトに結ぶ“関東の大動脈”。
通勤通学・移住・買物・出張など幅広い目的で利用されており、不動産的にも「沿線価値」の高い路線です。
遅延のリスクや混雑という課題はあるものの、トータルで見て生活・ビジネスの利便性を大きく底上げする優良路線です。